SWM SM125R入荷
Ducati S2R入荷
本日のフクダテクニカ

寒い、寒いと思ったら雪がちらついていました。本格的に冬のようです。そんな中、工場では新車の納車整備、
SWM SILVER VASE400新しいメーカーのバイクなので、少し時間がかかっております。

奥のリフトでは1299Sの整備 エンジンオーバーホールの作業も間もなく終了でしょうか。

SWMの整備の後はハイパーストラダの納車整備です。こちらも来週末に納車予定です。
初DUCATIのお客様で大変楽しみにされているので、雪が降らない事を願っております。

そうそう、大事なお知らせです。素晴らしい中古車が入庫しました。DUCATI 999S 796 696プラスの3台です。
程度も申し分なく価格も魅力的にしました。詳しくは当店HPのグーバイクでご覧ください。
SWM入荷
V9BOBBER
パニガーレ1299エンジンオーバーホール

久しぶりのエンジンオーバーホールです。
最近は何かないとエンジンの中まで開けるといった作業は少なくなってきました。
ドゥカティも空冷中心の時代はエンジンチューニングしてその激変ぶりを楽しんだものです。
水冷だって(851や916の時)カムシャフトやピストンなど様々なパーツがあってよく組み込みましたが今ではそういった
パーツが少ないんですよね。
あ~、面白くない(笑)

それにしてもデカいバルブです。一気筒当たり約650ccの116mmボアって・・・
現行の車両でこれ以上デカいのボアのエンジンってありますかね・・・・
メーカーってデルウェストなんですね・・・ドカのバルブってハイパフォーマンス系の車両にはナイモニックが定番でしたが。

まだ発売されて数年の1299なのでコンロッドメタル交換は必要ないかななんて思っていたのですが・・・
開けてみると結構な磨耗状況でした。
このデカイピストンがツインとは思えないほど廻る状況ではコンロッドメタルにかかる負担はかなりのモノのようです。

もちろん交換はしますがこの先パニガーレ、特にパワーの上がった1299でマフラーとECU交換してサーキットをガンガン走る人なんかは少し気にしていたほうが良いですね。
まあ、この辺はドゥカティの伝統?でしょうか。
その辺のこともあってV4気筒出す理由の一つになってるのでしょうか。

コンロッドの締め付け。
コンロッドもコンロッドボルトもチタンではありません。ちなみにシリンダーも鋳鉄系のスリーブです。
ドカが80年代から使用してきたニカシルメッキを使わなくなったパニガーレはそういった所も新世代エンジン。
まあ、独立したシリンダーはない(ショートストロークなためクランクケース側にピストンがくる)のでメッキ加工は難しいでしょうから。
まだ先は長いのでじっくり組み込んでいきましょう。